子供が勉強にやる気を出すコツ

今回は、「子供にやる気をださせるコツ」をご紹介したいと思います!

サッカーや運動をしているときはやる気満々なのに、勉強となると、「子供がちっとも勉強にヤル気を出してくれない」「いくら厳しく言っても、勉強してくれない」といった悩みのあるご家庭は多いのではないでしょうか?

なぜ、「勉強」はやる気がでなくなってしまうのでしょうか、どうすればやる気を持って子供たちは「勉強」に取り組むのでしょうか、その謎を解明していきたいと思います。

勉強しろと言われると勉強したくなくなる!?

「ヤル気が大切な事くらい、わかっています。だから私は、ヤル気を出して勉強しろと、子供に、毎日、言いきかせているんです!」という親御さん、いますぐ辞めましょう(^_^;)

親が「勉強しろ」と言った回数だけ、子供の脳は、勉強がしたくなくなるものです。

脳の仕組みからいえば、そもそもヤル気というのは自分の意思だけで直接、作り出せる性質のものではありません。これは大人の脳にも当てはまることですが、子供の脳では特に顕著です。
それどころか、親が「勉強にヤル気を出せ」と言うと、子供のヤル気はむしろ低下してしまいます。
人間の脳には、「反動形成」と呼ばれるユニークな心理機構が発達していて、他人から強制されるとそれとは正反対のことがしたくなってくるからです。

「この扉を絶対に開けてはいけない」と言われると、開けたくなりますよね?
それと同じようなことが子供の脳内で起きているということです。

親が「ヤル気を出して勉強(スポーツ)しろ」と言うと、子供の脳内では「反動形成」の仕組みが働き、さらにヤル気が萎えて、よりいっそう勉強(スポーツ)したくなくなるのです。

ヤル気を出させるのに必要な技術

■ハーズバーグの2要因説

米国の臨床心理学者のフレデリック・ハーズバーグ博士にちなんでつけられたこの理論は、ヤル気の高さを左右するのは、大きく分けて二つの要因があることを解明しました。
それは、「動機付け要因」と「衛生要因」と呼ばれるものです。

分かりやすく言うと、「動機付け要因」とは、ヤル気の原動力となる動機を生み出す要因を指します。
具体的には、「達成すること」や「評価されること」、それに「責任を持たされること」などがこれに含まれます。

・「達成すること」
「漢字を10個も覚えた!」、「問題集の第2章をすべて解いた!」、「今日の学習目標をすべてやり終えた!」といったことです。

子供にヤル気を出させるには、漫然とダラグラ勉強させてはいけません。親が勉強の内容に区切りをつけてあげて、子供が達成したことを感じやすくする何らかの工夫が求められます。

 

たとえば、50個の漢字を覚える場合でも、50個全部を覚えないと達成感を味わえないとしたら、子供は途中で嫌になってしまいます。しかし、親が10個ずつ区切りをつけてやればどうでしょうか。たったこれだけのことで、子供は10個の漢字を覚えるごとに、達成感を得られるようになります。

・「評価されること」
「評価されること」、これもヤル気を出す上で大切な要因です。人間は社会的動物なので、脳の中に他人から評価されたいという欲望を生み出す仕組みが発達しています。脳が成熟している大人の場合は広く社会から評価されたいと感じるものですが、子供の場合は親からの評価が最も脳を刺激します。

特に何かをやり遂げたときにはめてあげれば、「達成すること」と「評価されること」という二つの要因が同時に子供の脳を刺激します。だからとりわけ効果的です。

 

・「責任を持たされること」
子供を育てる上で「達成すること」や「評価されること」に気を配っている親御さんは多くても、子供が「責任を持たされること」については、見逃されている場合が少なくないようです。

親は教育熱心であるほど、親自身の手で勉強の管理をしようとします。何時から何時まで、どの科目をどのように勉強するのか、すべて親が決め子供をそれに従わそうとしてしまいがちです。

勉強の管理については子供が可能な範囲でできるだけ責任を子供に渡したほうが、長い日で見れば勉強はうまくいきます。

ある程度、自分自身を管理する能力がある子供であれば、「試験で80点以上を取る」といった結果責任だけを負わせるようにすればよいです。子供が自分なりに努力して80点以上を取るという結果さえ残せば、そのプロセスについては、親は見守ってあげましょう。

 

■「衛生要因」とは
「衛生要因」とは、「学習環境」「親の方針」「親子の関係」などを指します。こちらは、精神衛生の面からヤル気に影響を与えるので、「衛生要因」という名前がつけられています。

・「学習環境」
いくら子供が頑張って勉強しようと思っていても、部屋がぐちゃぐちゃ、とか、隣の家がうるさい、のような環境にいるとやる気が下がってしまいます。

・「親の方針」
「親の方針」が子供のヤル気を奪ってしまうというのもありがちなようです。子供の意思に反して、「○○高校に行け」とか「将来は○○という仕事をしろ」という感じです。
親が描く子供の将来像と子供本人の夢が異なる場合、「しっかりと子供を説得する努力が必要」です。

頭ごなしに「○○高校に行け」というのは、「ヤル気を出して勉強しろ」というのとまったく同じです。「反動形成」によって、○○高校に行きたくないという気持ちを助長するだけで、逆効果になってしまいます。

 

・「親子の関係」
特に母親が子供の勉強に異常なまでに干渉し、結果として子供のヤル気を奪ってしまっているケースが多いようです。中には、朝起きてから夜眠るまで子供につきっきりになり、1分どころか10秒間でも子供が勉強していなければ我慢できないという母親もいるとのこと。
勉強に対する子供のヤル気を維持するには、親子の間で一定の距離感を保つことが必要です。

今回のまとめ

今回は「子供にやる気をださせるコツ」をご紹介しました。逆にいえば、「子供のやる気がなくなるようなことは避ける」ということです。

■ポイント
・勉強をする理由、目的、目標を明確にしてあげる
(「勉強しなさい」という気持ちで接するのではなく、「勉強をすると得られるもの」や、「勉強をしないと将来困る理由」を伝えてあげる)

・勉強の合間合間に、進んだ成果や得た知識などを誉めてあげる

・こどもが勉強に集中できる環境を整える

といったことが大切です。

どうしても集中できないのであれば、少し一緒に身体を動かしてあげたりしてもいいでしょう。
※「テレビゲーム(スマホなど含む)」はやめておいたほうが無難です。そちらに集中しすぎて、勉強への切り替えができなくなってしまいます。

文武両道は一日では実現できません。
少しずつ習慣にできるように身につけていきましょう!

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