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幼少期から同じスポーツばかりさせてはいけない理由

最近では、オリンピック選手や音楽家などが「幼少期」からその競技に取り組んだり、楽器の演奏をしていた、というエピソードがテレビなどで紹介されることが多くなりました。

そうした情報を見てしまうと、「うちの子も早く何かをやらせなければ」と思ってしまう親御さんは多いと思います。

本人がやりたいかどうかに関わらず、とりあえず体操教室に通わせたり、英会話教室に通わせるということも当然の社会になってきました。

しかし、こうした「成功ストーリー」をまともに受け取ってはいけません。

実は、「幼少期から同じスポーツをやり続ける」ということは身体の発達という点においては非常によくないことなのです。

【体幹の筋力が弱いこどもが増えている】

乳児期にハイハイをたくさんしたり、幼児期に様々な遊びを経験する必要があるのは、身体的に考えると「体幹」を鍛えるためです。

 

「体幹」というのは、お腹や背中、お尻といった、身体の中心部分に位置する筋肉のことです。
近年のこどもは、この「体幹」がしっかりと発達していない子が多いといいます。

体幹が弱いこどもの特徴は、

・じっとしていられないで、いつもクネクネしている
・椅子に座っていることができない。
・すぐに地べたに座り込む、または寝転がる

などです。こうした動作をこどもが繰り返す場合は、「しつけ」の問題ではないかもしれません。身体がしっかりと発達していないため、重力に負けてしまい、集中力も散漫になります。

【体幹が弱いまま同じスポーツを続けると、どうなるか】
体幹が鍛えられていないまま、子どものときから、サッカーや野球のように、使う身体機能の限られたスポーツばかりを行うと、よく使う部位が筋肉疲労を起こし、「野球ひじ」や「オスグッド病」、「腰椎分離症」などのスポーツ障害になる原因となることが分かっています。

しゃがませると後ろにひっくり返ってしまう子や、腹筋がまったくできないような体幹筋の弱い子が、野球やサッカーの選手として毎日同じ動きの練習をさせられていることが多いと、いずれ早い時期にからだに痛みが出てしまいます。

痛みが出る部位は、肩、ひじ、ひざ、足首など、様々ですが、痛みが出ている箇所ではなく、別の箇所の筋肉の柔軟性や筋力が低下していることによって痛みが発生する場合があります。

【それでも同じスポーツを続けたいとき】
体幹筋が弱いまま同じスポーツを続けると、様々なスポーツ障害を起こしやすいことは述べましたが、それでも「ずっとサッカーをやりたい」という場合はどうしたらいいでしょうか。

それを解決する1つ手段が、早稲田ユナイテッドも取り入れている「クロストレーニング」と呼ばれるような、サッカーだけでは身につかない他のスポーツの様々な動きなどを積極的に行うことです。

こどもの体力向上の基本はなによりも「走る」ことです。したがって、サッカー選手が陸上競技のトレーニングを行うということは非常に理にかなっています。

加えて、サッカーをいつもやっている子は、たまには野球やバスケットなどの他の競技をやってみる、ということも非常に良いです。

スポーツに限らず、「海で泳ぐ」とか「山に登る」とか「どろけい」など、なんでもいいのです。

どうしても「リフティングが何回できるか」とか「ドリブルがうまくできるか」ということに目が行きがちだと思いますが、長期的な視点でとらえれば、そうしたことは子供の成長にとってはささいなことです。

身体がしっかりとできていないにも関わらず、いくら個人技などを磨いても、土台がしっかりしていない家に住むのと同じことになってしまいます。

 

まとめ

今回は、「幼少期から同じスポーツばかりをさせてはいけない理由」を、近年のこどもの身体の発達状況などを交えてご紹介いたしました。

■今回のポイント
・専門的な種目を行う前に、まず「普段の遊び」で身体をたくさん動かそう!

・どんなスポーツをするにしても「体幹筋」をしっかりと使うことが大切!

・常に同じスポーツばかりではなく、色々なスポーツに挑戦してみよう!

 

早稲田ユナイテッド横浜では長期的な視点で育成をします。

「いますぐドリブルを上達させてほしい」といったご希望に答えられない場合もあるかもしれません。

お子様には焦らず、ぜひ長期的な視点でスポーツをさせてあげてください。

中学生、高校生、大学生と成長していったときに、必ず大きな財産になります。

 

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