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なぜ「サッカー×プログラミング」をやるのか

 

 

早稲田ユナイテッド横浜では、「サッカー×STEAM教育」の1つとして、プログラミング学習を開催しています。

今回は「STEAM教育」自体を詳しくは解説しませんが、プログラミング学習を通じて得られるものを、実際に取り組んでいる生徒の様子や感想などを交えながらご紹介していきたいと思います。

プログラミングって?

「プログラミング」とは読んで字のごとく「プログラムを作る」ということです。

「プログラム」というのは、「運動会のプログラム」とか「体験学習のプログラム」といったようなときに使うことがあると思いますが、「プログラム」があるおかげで、「いつ、どこで、どんな競技が、どのように行われるのか」ということが誰にでも分かる「形」として示されるのです。

もう少し細かく言うと、プログラミングには

①アイデア発案・設計
②開発

という2つの工程があります。

①の「アイデア発案・設計」は、
・実現したいアイデアを練る
・どのようなものを作りたいのか考える
・アイデアをどうやって実現するか考える
・実現するための構成や構造などを考える
・実際に作るための設計図を書く

②の「開発」は、
・設計図などを観ながら、プログラミング言語の文法にしたがって、プログラム(コード)を書く。
・書いたプログラムがきちんと意図したとおりに動くかテストする。

という感じです。

サッカーに例えれば、

①どんな試合をしたいか、どうやって勝つかを考える
②それを実現するためにプレーする

という感じでしょうか。①についてはもちろんチームの監督やコーチ、クラブの方針などで決まってしまう部分も多いかもしれませんが、選手自身がそうしたことを考えてプレーすることは非常に大切です。

「何も考えずにプレーして、言われた事しかできない」

という選手がチームにとって必要とされる選手になれるかどうかは疑問が残ると思います。

要するに、「アイデア ⇒ 実現」ということをかなえるための1つの手段として「プログラミング」というものがある、ということです。

どんなことしてるの?

「プログラミング」というのは「Java(ジャバ)」や「C言語(シーげんご)」というようないわゆる、「コードを書いて何かを動かす」というイメージが強いかもしれません。

「プログラマー」と呼ばれるような特殊なスキルを持っている人たちだけがやっている仕事と思われがちですが、重要なのは「コードを覚える・書く」ということではなく、

アイデアを形にできる具体的な手段としてプログラミングを使う」ということです。

早稲田ユナイテッド横浜では、「Scratch(スクラッチ)」という、MIT(マサチューセッツ工科大学)で開発された、「ゲームのような感じでプログラミングの考え方を学ぶことができる」というツールを使っていますが、

プログラミングの考え方を学ぶ

というのがキーになるポイントです。

プログラミングを学ぶ理由

上記で、「プログラミングの考え方を学ぶ」ことが重要と書きましたが、

プログラミングの考え方というのは、

物事を筋道を立ててきちんと考える力

と言えます。

これは、小学生には少し難しい言葉かもしれませんが、「ロジカルシンキング」や「クリティカルシンキング」などと呼ばれているスキルそのものです。(論理思考力)

こうしたスキルは「全社会人に必須のビジネススキルの1つ」とされていますが、

大人でも、

「ロジカルに考えるのって苦手なんだよね」とか、

「言いたいことがあるのに相手に上手く伝わっていない」

など苦手意識を持っている人は多いと思います。

残念ながら、日本の教育ではこうした「論理的思考力」を養うという場がほとんどありません。

大人でも苦手な人が大勢いるのですから、小学生にそんなことができるはずがないと思われるかもしれませんが、これは「才能」ではなく「練習して身につけることができるスキル」です。

プログラミングを学んだほうがいい理由は色々とあるのですが、

プログラミング学習を通じてロジカルな思考を身につけることができる

ということが、小学生たちの今後の人生において大きく役に立つ、ということです。

サッカーとの融合

「サッカー」と「プログラミング」というのは一見すると結びつかないように思われるかもしれませんが、プログラミングを通じて上記のように「ロジカルな思考力を身につける」ことができると、サッカーのプレーに好影響が出てくると考えています。

例えば、「ロジカルではないサッカー」というのを考えてみましょう。

・なにも考えずに行き当たりばったりでプレーしている

・自分の長所や課題がわからない

・自分と味方との関係性がわからない

・試合展開や相手のプレーが読めない

・試合中の体力の分配ができない

という感じでしょうか。

つまり、
・自分がなにをしたいのか(want)
・なにをするべきか(should)
・なにをしているのか(do)
・なにができるのか(can)
・どうやったらできるのか(how)

ということが認識できないままサッカーをしている状態、ということです。

こうした選手がいくら強度の高いトレーニングを積んだとしても試合で活躍するのは難しいでしょう。

ところが、こういうことは現実にはよく起こりうることです。

プロの選手であっても全員がこうしたスキルを身につけているわけではないでしょう。

サッカーを通じてこうしたことを1つ1つクリアしていく、ということができればそれが1番ベストですが、サッカー以外のことでもこうした力を身につけることができれば、それも子どもたちにとっては財産になります。

プログラミング学習は、スポーツ選手の可能性を広げるものとしても、良い材料になるのではないかと感じます。

実際に当校でプログラミング学習をやっている生徒の感想は、

「プログラミングってゲームみたいで楽しい!」

というのが第一声なのですが、少しずつやっていくうちに課題も難しくなっていきます。

そうした中で、

「キャラクターを動かすためにはどういう仕組みが必要か」

とか、

「キャラクターが変な動きをしてしまうのはなぜなのか」

といったことを考え始めます。

これを、サッカーをしているときの自分にそのまま置き換えればいいわけです。

これは、自分を客観的に見つめることができる「メタ認知」と呼ばれる能力を養うことにもつながります。

サッカー×プログラミング」で育っていった生徒が、将来どのような道を進んでいくのか、楽しみでなりません。

代表
須賀

 

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